暑さの為、最近の作業ネタの整理が全然出来ずに記事が完成しません….早く涼しくなればいいのになぁ(-_-;)
冒頭から言い訳で始まりますが、実際に最近の作業の記事が出来て無いので
今回は過去の作業で印象深かった物を書いてみます。
まぁ、バラエティー番組の焼き直し再放送みたいな 「これ前に見たことあるぞ!」 的な奴です。すみません
ということで、今回の過去作業はBMW2002のリアブレーキをドラム→ディスクブレーキへ換装の作業です。
以前、E30/M3用のDOHCエンジンにコンバートしたこの車両ですね。
もちろん、エンジン換装が一番大変で苦労したのですがリアブレーキのディスク化も中々大変でした。
この車のリアは当時では標準的なドラムブレーキなんですが、エンジン換装に伴いブレーキ強化の意味合いと
見た目向上(こちらの方が高ウエイトかも)の為にディスクブレーキ化をすることにしました。
当然、完全な専用キットは無いので汎用キャリパーを選んで、ブラケットは現車合わせで製作します。
リアドラム車をディスク化するのはローターサイズの選定やブラケット制作もさることながら、
サイドブレーキを設置してきちんと動作させるという事が避けて通れない難題です。
当社のページをご覧になっている様な方々はもちろん御存じだと思いますがドラムブレーキは、
通常のブレーキの役目とサイドブレーキの役目を兼ね備えています。
サイドブレーキ無しで大丈夫なら(大丈夫な訳ないけど)キャリパーブラケットさえ作ってしまえば
対応するローターの用意はもちろん必要ですけど、ディスク化の作業自体は比較的悩まずにできます。
最近の車は電子キャリパーと言われる、サイドブレーキの動作も同じキャリパーで電気的に制御するタイプが
主流になっていますが、それと同じ仕組みは後付けディスク化の場合は非常に困難です。特に旧車は尚更。
電子キャリパー登場以前の主流は、ディスクローターの内側部分にサイドブレーキ用のブレーキシューを
仕込んだり、キャリパーのピストンをワイヤーで動かして機械的に固定するタイプだったりと
何種類か方法がありましたが、その中で現在もFerrariの一部車種やR8等アウディの一部車種にも存在する、
サイドブレーキ専用のキャリパーを追加してサイドブレーキとしている車両があります。
大きくて派手なキャリパーと小さくて地味なキャリパーが2個付いている車が有りますよね。それです。
んで、この2002もサイド用追加キャリパーで対応することにしました。見た目もいいし…(笑)
部品の製作や取付の細かな苦労話は、くどくなるので省略しますが14インチホイールが装着出来る事、
キャリパーは4POTにすることの2点は最重要縛りで製作しました。
キャリパーはWilwoodの4POTにして、追加のサイド用キャリパーと共にいつもお世話になっている知人に
色々相談しながらアメリカから取り寄せてもらいました。

これが純正のドラムブレーキの状態ですね。カバーは取り外した状態ですね。
ちなみに2002はE21以降のボルトタイプ止めタイプではなく、ナットでホイールを装着するタイプです。

ドラムブレーキ関連を全部取っ払ってローター&キャリパーを仮付けした状態が↓ですね

この後サイド用キャリパーを付けるので、キャリパー位置は下側のココしかないねと相談中。
↓が汎用サイドブレーキ用キャリパーキットです。原付バイク用のフロントキャリパーみたいですね。

本来は、50’-60’年代の4輪ドラムのアメ車とかのリアをディスクブレーキ化する時に使う物ですね。
機械式のワイヤータイプなので、純正のサイドブレーキワイヤーとの接続も比較的楽です。
取付完了後、しばらく乗って頂いた後の点検時に撮った画像ですが、こんな感じの取り付けになっています。

サイドブレーキ用のワイヤーが見えてますね。

裏側を見ると判りますが、非常にタイトな取り付けです。

写真で見るとなんか苦労や手間のかかり具合がわかりませんが、凄く大変で面白い作業でした。
トータルで費用はそれなりにかかりましたが、ユーザー様には満足して頂きました。ありがとうございます。
あ、念のために書いておきますが、この車両のエンジン換装やブレーキ変更等は当然公認を取っています。
そちらもかなり費用が掛かりましたけどね….
つづく