今回もまたBMWマフラーネタの流れでお送りします。
以前より純正・社外問わず、古めのBMWのパーツの売り物の話が出ると極力入手するようにしています。
そのため弊社の部品倉庫には、一見ガラクタに見えますが結構なお宝レアパーツが眠っています。
(本当にガラクタな物も多数眠っていますが…)
そのお宝パーツの中にスーパースプリント製のE12/535用のフルエキゾーストシステムがあります。
初代5シリーズ用ですね。しかも希少なM535i用だと思います。

これをE24/6シリーズに装着できるように加工して行くというのが今回の作業です。
現在、E24/6シリーズ用で手軽に入手出来るフルエキゾーストシステムは中々ありません。
現在も、スーパースプリント製の物がメーカーサイトのラインナップに存在しますが、
タコ足からのセットだと税込ほぼ100万円という中々の金額です。
さすがに気軽に出せる金額ではないので、中古品が出てくるのをひたすら待つとか
マフラー部分だけなら、ワンオフで製作してくれるところを探すとかの方法しか有りません。
このような状況の中、手持ちのE12用がどの程度の加工で付けられるのかいつもの好奇心が疼き出しました。
という訳で、今となってはむしろE24用よりも更にレアだと思われるE12/535用のマフラーを加工します。
当時のスポーツエキゾーストシステムなので当然のように触媒レスのSETになります。
最終的にスポーツ触媒等を取付する予定ですが、現在はまだ適合する触媒が用意出来ていないので
とりあえず車体に合わせて型取りして、装着可能な状態までやっていきます。
作業に入る前に、E12→E24への取り付けで考えられる問題点を考察しました。
ちなみに装着予定の車両はE24の中期(82/7-87/6位の車両)です。
E24でも77-82までの前期だとかなりE12と共通点が多いと思われますが、
中期はベースがE28の5シリーズなので相違点が多そうです。
タコ足は基本的に同じ俗に言うビック6エンジンなので、フランジ部分は取付大丈夫ではないかと…。
床下部分のパイプの通りやサブタイコの位置などもある程度似ているとは思いますが
前後位置関係の変更や吊りステーの場所や形状の変更は避けられないと思うので
延長に使うパイプや、ステー用の丸棒などの材料は用意しました。
苦労しそうなのがテールパイプの部分ですね。E24は2本のテールパイプがタイコから出たあと
車体中央部に向かってS字で曲がっています。対してE12は真直ぐ出ますが下に逃げています。
ですのでその部分の加工と位置の調整が難しそうです。
まぁ、いつものように淡々とやっていきます(笑)
純正のエキゾーストを取り外して開始早々…はいっ! 強力な問題にぶち当たりました… (-_-;)
タコ足の2番のパイプがしっかりエンジンマウントに干渉して装着出来ません。
このタコ足は1・2・3番と4・5・6番で分かれているのですが、4・5・6番側は何とか行けそうですが
1・2・3番側は全くダメです。これは普通だと装着不可能判定が出るやつですね。いやマジで。
干渉が多少ならタコ足のパイプを少し凹ませたりして逃がす方法もあるのでしょうが、
しっかり当たってるので…う~ん。さすがに弊社も……、って感じでしたが
とりあえずマウントを外して、干渉する部分を加工してみることにしました。あっさり加工決定か…(笑)
んで、逃げ加工を施して完成したのがこちら↓

コンクリートを斫ったような見た目ですが、極力強度が落ちないようにしっかり内部も補強しました。

少しきれいにしましたよ。

付けてみた画像がこれです。何とか逃げた状態で装着出来ました。

とにかく色々ギリギリです。
センターマフラー・リアマフラーの位置を最初に決めてそれに合わせてパイプを足したり引いたりします。

触媒はダウンパイプの部分に入れる予定なので、そのスペースを考えた上で配置を決めています。

とりあえず点付で全体を作っていきます。




吊りステーも車体側に合わせて新設しました。
点付が終わると取り外して本溶接します。


E24に合わせて作り直したテールパイプの仕上がりはこんな感じです。↓

自然な曲がりで違和感ないですね。
最後は溶接ビード面をならして完成です。

元々E24専用のスーパースプリントって言ってもいい感じの出来だと思います。

↑このスペシャルエンジンマウントが無いと装着不可ですけどね… (/ω\)
つづく