R32 GT-R リアスポイラー 補修

あっという間に11月ですね…… 何かと忙しく更新が進みませんでした。

と、冒頭から投稿記事にありがちな軽い弁解から始まりますが

今回の記事も軽いです。いや、もちろん作業内容はしっかりとした作業ですけど

投稿記事にすると軽いという事なんですけどね。頑張って書いていきます。


今回は十分旧車の仲間入りしてきた感がある、R32型のスカイラインGT-Rのエアロの補修をやっていきます。

当店ではあまり接することが無いR32 GT-Rなんですが、当然好きな車ではあります。

最近はこの車も価格が急騰してますよね。まぁ当時からエンジンや駆動系にお金がかかっていて

それなりの新車価格だったので値上がりする素質十分の車だったんでしょう。

その素質十分のGT-Rにはトランクに専用のスポイラーが付いてます。ウイングタイプの。

普通はウイングタイプのスポイラーだけが付いているんですけど、たまにウイングの下に

トランクに張り付くタイプのスポイラーが付いて、2段ウイングみたいになってる車両が有りますよね。

あれってNISMOバージョンに標準のスポイラーなんですね。カッコいいです! リアに厚みが出て。

NISMOバージョンじゃないGT-Rにも結構多く付けられてますね。

今回の作業はそのNISMOのリアスポイラーの補修交換です。


R32 GT-R乗りの方達には周知の事実らしいんですが、このNISMOのウレタン製リアスポイラー、

経年劣化のせいかほとんどの物が、縁が波打ったように変形したり浮いたようになったりするらしいです。

作業を依頼して頂いた方の車両に装着されたスポイラーも例に漏れず、かなり変形が進んでいるため

入手済みの中古のリアスポイラーを塗装して、現在装着されている物と交換してほしいという御依頼でした。

NISMOのこのリアスポイラー、現在新品では入手出来ないうえ中古品もかなりの金額するそうです。

しかも中古品も状態が良い物は少ないそうで、お客様が持ち込まれたリアスポイラーの状態も、

「この状態でそんな金額なんですか?」って感じの物でした。

もちろん現在装着されている物よりは良い状態ですが、当店的にこのままただ塗装して取り付けるのは

ん~どうかな?という状態だったので、御客様と相談して何とか補修してみることにしました。


車両が写らないように部品だけで状態を説明していくので判りづらいと思いますが…

まず車に付いていた白のスポイラーの取り付け面の全体の状態です。縁がかなり波打ってます。

ウイングの足の逃げ部分から入る水を逃がすような通路が有りますが、その水の湿気が籠るんでしょうか?

両サイドとセンターの取り付けの鉄部分がサビでグサグサですね。樹脂部分が剥離して割れが広がってます。

スタッドボルトの片側も朽ち果ててます。ここも湿気が回るのでしょうか?鉄のベースプレートがザクザク。

これはちょっと補修は無理ですね。悲しいけど手遅れ状態かな…


ガンメタのこちらが、お客様が中古で入手された部品です。

こちらも十分サビてるし、ウレタンの変形も始まってるけど白に比べれば何とかしようという気になります。

まあまあ酷いけど…(笑) ある程度修復出来たとしても、純正と同じ方法での取り付けは無理ですね。

脱着式のプラ製のブラケットが同じ位置に同じ方法で付けれるようにするのは絶対無理。

さあどうしましょ… 知っている人は知っていると思いますがこのタイプのウレタン、

このぐらい変形しているのを矯正するのは至難の業です。想像より硬いんですよね。固体ですからね。

いつものように作戦会議をして出した結論は、とりあえず錆びている鉄のフレームを切開して取り出して

ウレタン部分を掘り込んで、縁の変形部分が内側に動ける状態にして…して… で?その後は?… (-_-;)

とりあえず…とにかく掘り進もう!(汗) という事で躊躇なく切開しました。

鉄部分カットしてウレタンほりほり。実はとっても繊細な作業です。

反対側も掘りました。表から見ると…

依然として縁のうねりは残っていますが、内側に出来た空間のおかげでテンションが抜けたのか

確実にうねりは緩くなりました。いい感じです(^o^)丿

さてこれからですが、ここからは本気出して考えた方法なので詳細はスキップで…..

スポイラーをゴニョゴニョして、治具を作り数日間放置プレイをしました結果…

かなり良いですね。十分な仕上がりだと思います。

あとは白に塗装して装着すれば完成です。結局かなりの手間と日数がかかりましたが満足の仕上がりです。

貴重なスポイラーを復活させる事が出来て良かったです。

(^o^)丿