550Spider レプリカ 本物に寄せる

今回はPORSCHE550Spiderのレプリカ車の作業をやっていきます。ヨーロッパメインっぽい写真ですけど…

今回も作業中の写真がほぼ無いので御了承下さい。ホントに作業してるの?とか言わないでくださいね (-_-;)


PORSCHE 550Spiderと言えば?…ジェームスディーン! という話の流れがお約束ですが

私の場合、昔大阪のマルカツさんが販売していたベック550スパイダーを一番に思い浮かべてしまいます。

販売当時ちょっと欲しかったので、この車見ると今でもちょっとワクワクします。

ですが、この車両はベック製ではありません。海外には現在も生産している会社も数社あるみたいですが

この車両の生産メーカーは不明です。(しっかり調べてないだけです…すみません)

私は550Spiderに詳しいわけではありませんが、この車両は現状でも十分奇麗に仕上がっていると思います。

今回はオーナーさんの御希望でさらに本物の雰囲気に近づけるために、外観を2個所ほど加工していきます。


先ず最初は給油口です。この車両はオリジナルを模倣してフロントフードに給油口らしきもの、

いわゆる、ダミーの給油口が取り付けてありました。もちろん給油は出来ませんしフードを開けると

フードに付いたまま空に向かって行く状態なので、非常に残念な感じでした。

(↑の写真ではダミー給油口は既に取り外しています。穴だけ見えますね….)

残念感満載のダミーではなく、本来の給油口として使えるようにして欲しいとのことでしたので

総力を挙げて (2人しかいないけど…) 頑張っていきます。


じゃ~ん!… もう作業完了しています(笑)

相変わらず、作業が波に乗ると手を止めたくなくなるので写真撮影が犠牲になります。

なので、完成写真から逆戻りしながら作業内容を説明していきますね。

ということで、フードの中はコチラ ↓

まず本物の給油口として使用するのに必要な、アストンタイプの給油口を準備します。

現在比較的入手が簡単なのは、ローバーミニ等で使われる物なんですがちょっとサイズ感が合わない…

少し小さいのよね、550のフロントフードに使用するには。もう一回り大きいサイズの物が欲しい。

ということで、色々探してコブラのレプリカなんかに使われている物を海外から取り寄せてみました。

結果、厚みを含めたサイズ感も良い感じでこの給油口に一発決定しました。

こういうカスタムの仕事をしていると、取り付け加工の作業が大変なのは当たり前ですが

負けず劣らず部品の手配も大変なんです。サイズを確認して発注したのは良いが微妙な形状や素材・質感など

手元に来たら「なんだかなぁ~」という部品が結構あって結局別の物をまた新たに手配する…という

時間もコストもかかってしまう事が多いだけに、今回の様に一発採用決定は非常にありがたいです。


今までこの車の給油はフードを開けて、中に鎮座するタンクの給油キャップを開けて給油する形でした。

給油のたびにフードオープン。そのたびに知らない方はエンジンに給油? と覗きに来られますが…

そこにはエンジンはありません (笑) ・・・・余計な話し多し・・・・写真不足の為。

そのフード内に鎮座するタンクと入手したアストンタイプの給油口を接続するのですが、

今までの標準の給油口の位置は手前の右角にあります。ここに接続はいくらなんでも無理ですね。

(↑のフードが開いた完成写真の燃料レベルゲージが装着してある位置が本来の給油口の場所)

なので、タンク中心部の元々燃料レベルゲージが装着されていた穴を加工して給油口をセットします。

簡単に言うと、給油口と燃料レベルゲージの場所交代ですね。

これ、穴のサイズ加工とかは当然必要ですが、一番大変だったのはフードの傾斜に合わせて

違和感が無い自然な角度でタンクと接合するということです。位置決めに凄く時間かかりました。

この部分と燃料レベルゲージ取付部の最終加工は、燃料タンク等の溶接作業の専門業者に依頼してます。

写真の様に給油時の噴きこぼしに対応する為、ブリーザーを付けた受け皿も装着しました。

最後に慎重にフードをカットして完成です。もちろん加工後にフードは再塗装してます。

凄くカッコ良くなりました! オーナーさんも満足されていますが….

実際の給油は以前の方が、何も気にせずに気軽に給油出来たような気がするのは内緒です。


あ、もう一ヵ所はリアフードのエアアウトレットのスリット加工です。

元々ダミーで凹みだけのスリットの形状はあったのですが、実際に切れ込みを入れて本来の効果が少しでも

出るように加工しました。

良い感じに仕上がっていると思います。

この手のレプリカは拘って手を入れだすと、歯止めが効かなくなってきますよね(汗)

まぁ、本物は億を超える値段らしいので (レプリカも今では十分高額ですけど….) 、

色々手を加えて遊べるレプリカは楽しい車ですね。最高です。

つづく